ここからまちが変わる。刺激し高め合う地域情報誌編集チーム【女性起業】

“まちの活性化”は、誰もが認識する日本の社会課題となってきました。
地方だけでなく大都市である大阪でも空き家が増え、地域の商業が衰退しています。では、元気のないまちをどうやって変えていけばいいのか?

人がまちを変える。

今回取材した、泉北ニュータウンでまちづくりに取り組む女性編集チームREEDIT。笑顔が絶えない和やかな雰囲気の一方で、仕事になればプロの顔。子育てして、暮らし方にもこだわりながら、仕事にも一生懸命。バランス感覚が本当にいい人達。
彼女達に会って、彼女達のような人がまちを変えるのだと実感しました。



お話を伺った方(敬称略)

RE EDIT編集部 雑誌RE EDITを製作。住民発のまちづくりに取り組む

甚田知世:プロデュース・企画
中間友里:編集・ライター
佐本陽子:編集・ライター・イラスト
岡本由比:編集・ライター

※雑誌RE EDIT(リエディット)は、大阪府堺市泉北ニュータウンのまちの魅力伝え、このまちで豊かに暮らすことを提案するまちの情報誌

今回尋ねた質問

Q.これまでどんな人生を歩んできましたか?
Q.なぜこの仕事(REEDIT)をやろうと思ったのですか?
Q.どんな女性に憧れをもったり、影響を受けたりしますか?具体的な人でもいいし、その女性の特徴は?
Q.子育てと仕事のバランスをとるのに工夫していることは?
Q.新しく何かを立ち上げるときに、贈りたいアドバイスは?

Q.これまでどんな人生を歩んできましたか?

佐本:大学を卒業後、広告代理店で働いていました。やりがいはありましたが、残業が多く結婚して子どもを持って続けていくことは難しいと感じていました。そこで出産をきっかけに退社しました。現在2児の母です。出産後は、会社勤めはせずにフリーランスでライティングや編集の仕事などを受けつつ、RE EDITの製作にも携わっています。

甚田:美容の専門学校を卒業。美容師、アパレル、医療事務、ファイナンシャルプランナーの秘書事務など様々な職を経験しました。結婚して東京へ行き、出産を機に専業主婦になりましたが、家にずっといることが向いていなかったようで笑 子育てしながらできる仕事を探して挑戦していました。当時の夫の転勤を機に大阪へ。実家のある堺市に戻ってきました。離婚を経験し、娘と一緒に3年ほど前から暮らしています。

中間:医療事務をしていました。結婚を機に退社し専業主婦に。下の子どもが幼稚園に入った後は、登録制のヘルパーの仕事をはじめました。今もヘルパーをしながらRE EDITの仕事もこなしています。

岡本:フルタイムで医療関係の仕事をしています。時間をみつけて、RE EDITに関わり編集チームで様々な仕事をするようになりました。

左から、中間友里さん、甚田知世さん、佐本陽子さん

Q.なぜこの仕事(RE EDIT)をやろうと思ったのですか?

甚田:まだ子どもが小さかったころ、専業主婦をしていたので保育園には入れず。働きたくても働くことができなかったので、フリーランスで仕事を始めました。子どもと一緒にいながらできる仕事ってなんだろう?と考えていました。赤ちゃん先生※をやっていたことも。 大阪に戻ってきて、団地再生のプロジェクトに参加。その後、団地住民のコミュニティ支援の仕事もいただけるようになり、現在は公私共にまちづくりに携わっています。

佐本:人との出会いがきっかけ。山田聡子さん(現REEDITの編集長)と同じ助産院で仲良くなりました。私は大阪市内に住んでいるので、彼女を通じてこの泉北というまちや人のこと知り、とても魅力的に感じていました。 そんなときに、REEDITの発起人である甚田さんが泉北で主催しているイベントに参加。甚田さんと知り合い、このREEDITの立ち上げのときに誘ってもらいました。

中間:面白そうなことに巻き込まれたかった。甚田さんがREEDITを立ち上げるときに、一緒に雑誌を作ってくれる人をFacebookで募集しているのを見て、乗ってみた。以前から甚田さんは、人生を楽しんでるって感じがしてて。この人のやっていることなら面白そうと直感で思ったんです。

岡本:フリーランスで働くことに興味があります。フルタイムの仕事は、暇な時間や仕事が終わっていたとしても拘束されてしまう。フリーランスなら、空き時間をもっと自由に効率的に使える。今はダブルワークですが、REEDITではそんな自由な働き方を実践しているんです。

Q.どんな女性に憧れをもったり、影響を受けたりしますか?具体的な人でもいいし、その女性の特徴は?

甚田:湯川まゆみさん。私が所属するNPO法人SEINの代表です。めちゃくちゃすごい人なんですが、すごい人感を出さない。話すときに私と同じレベルに下りてきてくれる感じです。他愛のない話から壮大な夢のような話もできて、口先だけでなく、密かにコツコツと努力されている点も尊敬しています。私が働き方に迷っていたときも、芯にある「子どもと一緒に働く人がいてもいい」という想いを汲んで導いてくれました。

中間:REEDITのメンバー。イラストが描ける、人付き合いが上手、それぞれみんなができることがあって憧れます。最初はREEDIT内で劣等感があったくらいです。

岡本:男性で芸能人なんですけど、菅田将暉さんです。ラジオが面白くて、大阪出身で共通点が多いことも。演技だけでなく、歌やアパレルなどクリエイターとしても才能があるところが尊敬します。

佐本:私も男性ばかり浮かんでしまって。前に働いていた会社の上司(男性)の存在は大きい。会社を辞めてからも、仕事をするにあたってその人だったら、なんて言うだろうと考えるようになった。小さな選択でもこだわる、仕事に対してこだわりをもっている人でした。

左から2番目は編集長の山田聡子さん。生後2ヶ月の赤ちゃん連れで編集会議に参加

Q.子育てと仕事のバランスをとるのに工夫していることは?

佐本:子育ては楽しい。でも自分のしたいことも実現したいから、日々時間との戦いです。寝る時間がどんどんなくなっていきます笑 働き方を模索中ですが、子供と一緒のときはスマホは見ないようになどは心がけています。

中間:子どもの急な用事ができて予定がくるってしまう。旦那さんの実家が近いので、預かってもらうことでうまく時間を作り出しています。そういえば、旦那さんの転勤で悩んでいる人が周りに結構いる。転勤のせいで実家も遠くなるし、家族もバラバラになってしまうのは、どうかなと疑問を感じる。

甚田:子どもがいることで人間らしい生活をおくれている。決まった時間に起きて、食事して、就寝する。子どもがいないときは食事することを忘れて仕事に没頭してしまうこともあった。子どもがいれば、時間内にできることをやっているし、それまでに成果をあげれるように努力するようになったと思う。

Q.新しく何かを立ち上げるときに、贈りたいアドバイスは?

佐本:世界って本当広いんだよって伝えたい。広告代理店で働いていたころは、会社の中が私の世界でした。でも一歩外に出たら、違う世界がいくつもあるって実感しました。もし今やっている仕事をやめようかなと思ったり、疑問におもったら全然やめてもいい!私達が生きている世界はそこだけじゃないから!って言いたいです。

中間:何かを生み出すときの楽しさを実感してほしい。専業主婦をしていた頃は、団地にいるママ友しか交流することがありませんでした。みんな暇な時間があったせいかプラスの話よりも愚痴などが多くなりがちで。それに疲れてしまい、世界を広げたいと思ってヘルパーの仕事を始めたんです。新しいことや好きなことをする楽しみを見つけてほしいと思う。

岡本:恐怖心にとらわれず、一歩踏み出してみてほしい。元々、将来を考えて不安になる子どもでした笑 会社をやめて自由なことをしていても、大地震が起きたら?医療制度が破綻したら?など色々な不安要素に怯えて、一歩踏み出す勇気を持てずにいました。今は、あのときは恐怖にとらわれていたんだと感じています。RE EDITのみんなや取材で出会う自営業の方など、自分と生き方が違う人達と関わるようになってから、将来への恐怖に目が向かなくなったんです。

甚田:基本なんとかなります!自分ができると思ったことは実現できると信じています。専門学校にいったとき、みんなとても個性的でおもしろくて。私って凡人なんやって思っていました笑 そんな時代を経て、「変わってるね」って言われたらうれしいと思う感覚になったんです。自分らしくいること、個性的であることに自信をもってください。

仕事に子育てに多忙な毎日をおくる彼女達の目線から綴られるまちの魅力。
それは文字通り再編集(リエディット)された、今の泉北ニュータウンを伝えています。

また、雑誌の製作だけでなく住民を巻き込んだ日常的に楽しめる様々なイベントもRE EDITでは企画しています。わたし自身、彼女達の開催するワークショップを見学してみて、こんな場が近所にあったらとっても嬉しいと思いました。
そして集まっている女性達が楽しそうで、自信にあふれている。みんな素敵な人ばかりなんです。RE EDITのメンバーは、集まって何か新しいことが始まることに一番本人たちがわくわくしている様子。そんな彼女達のエネルギーや明るい人柄に惹かれて、同じようにこのまちでの暮らしを楽しみ、何かやりたいと思う女性達が集まってきています。

REEDITのフィルターを通すと、泉北ニュータウンがとっても面白そうなまちに見えます。そして、それは本当にそうなのです。なぜなら、まちを変えるのは人だから。


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赤ちゃん先生 赤ちゃんとママが教育機関や高齢者施設、企業、団体に訪問し、学び・癒し・感動を共有し、人として一番大切なことを感じてもらう人間教育プログラムです。

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