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Letter for Adventurer VOL.5

『Letter for Adventurer』はキュレーション型のニュースレターです。女性×都市をテーマに、おもしろいと感じた記事やコンテンツをピックアップして、私のコメントと共にお知らせします。


 

Well-beingな都市の要件とは?

Photographer: Richard Baker/In Pictures via Getty Images

新型コロナウイルスの発生で人口が密集した都市生活にストレスを感じる人も多いとだろう。

『Restorative Cities(修復的都市)』の著者は、不安な時代に市民の心と体を健やかに保つ都市の7つの柱を挙げている。

7番目の柱では、男性中心に設計されてきた都市を女性を始め高齢者など他の主体の目線で再設計する必要があると主張している。例えば移動は、男性は自宅から特定の場所への往復であることが多いため、直線的な自転車専用車線が適している。一方で女性は場所を移動する可能性が高く、子供や年配の人が同伴することもあるため、そもそも自転車での移動が難しくなる可能性がある。この場合、自転車以外の移動手段を計画する必要があるが、このような差異は見過ごされがちなのだ。そして、このように検討すべき優先事項が新たに生まれる可能性がある。


自分の住むまちやそのまちでの生活では、どんなことが当てはまるだろう?


1.green city

緑は脳機能を改善する。だが、その近接性、量、質、生物多様性によって効果は変化するらしく、広大な芝生よりも多様な植物が共存する緑地の方がその効果は高い。

2.blue city

水は緑と同様に私たちを落ち着かせ、リラックスさせてくれる

3.sensory city

感覚的な体験、例えば匂いや騒音を減らす設計によって快適性は増す

4.neighborly city

日常生活でのご近所さんとの交流を促す。これまでの都市計画では公園やポケットパークの配置、住宅計画で図られてきた。

5.active city

徒歩、自転車での移動によって身体を動かすことは脳や精神の健康も促す。

6.playable city

遊びは身体・精神の回復力を育み、好奇心を呼び覚ます。子どもだけでなく、大人にとっても非常に重要。

7.inclusive city

包括的であること。これまで都市は健常な男性をモデルに設計されてきた。女性や高齢者をはじめ、他の人も都市がもたらす利点にアクセスできるよう設計されるべきだ。



託児も。コミュニティ型コワーキング

ロンドンにあるモンテッソーリ式の託児付きコワーキングスペースPlayhood clubについての記事。

これまで私たちは、仕事と子育てをなるべく交わらせず、子どもを預けている間に必死で仕事を片付けていた。しかしワークライフバランスにおいて、子育てと仕事の分離が本当に目指すべき方向なのだろうか?Playhood clubはその問題に一つの解を示している。

0-5歳の小さな子どもをもつ親が、子供を預けながら同じ建物で自分も仕事をしている。多くのコワーキングスペースが規模や会員数を増やし、対人サービスを簡素化することで利益化していくのに対し、Playhood はむしろ少人数制でローカル。朝のコーヒータイムやランチタイムに同じ食卓を囲み、先生とや、親どうしの情報交換の時間を大切にしている。

この場所では、お互いのキャリアへのアドバイス、子育てへの励まし、地元のおいしい店の情報交換が同時に行われている。都会に欠けている村のような機能がこのワークスペースにはあるのだ。

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